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社内チームを採用すべきか、プロダクトスタジオに依頼すべきか?

社内開発チームの採用とプロダクトスタジオへの依頼を、立ち上げ期間・コスト・スキル・管理面から公平に比較します。

要点

プロダクトが事業の中核で、長期的なロードマップがあり、採用とマネジメントに自信がある場合は社内チームが適しています。すぐに始めたい、多くの専門スキルが同時に必要、まず製品を検証したいという場合はプロダクトスタジオが向いています。Devnori のようなスタジオが最初のバージョンを開発し、その間に採用を進めて引き継ぐという併用型も多く選ばれています。

この記事のポイント
  • スタジオは通常数週間で開始できます。社内チームの採用には数か月かかることが一般的です。
  • 社内チームのコストは主に固定費(給与、福利厚生、採用、管理)、スタジオは変動費(プロジェクト費用や月額費用)です。
  • プロダクト開発にはデザイン、フロントエンド、バックエンド、モバイル、クラウド、QAなど多くの役割が必要で、一人の採用では補えません。
  • 中核プロダクトの長期開発、深い業務知識、日々の細かな管理が必要な場合は社内チームが有利です。
  • スタジオが初期版を開発し、ドキュメントを整えて社内チームへ引き継ぐ併用型は有効な選択肢です。

新規事業の立ち上げやシステムの刷新を考えるとき、多くの経営者やプロダクト責任者が同じ問いに直面します。自社でデザイナーやエンジニアを採用するのか、それとも外部のプロダクトスタジオに開発を依頼するのか、という問いです。

どちらが正解ということはありません。どちらも状況に合えばうまくいき、合わなければ失敗します。本記事では両者を公平に比較し、それぞれが強い場面を整理したうえで、判断に使えるチェックリストを紹介します。

開始までにどれくらいかかりますか?

最も大きな違いは開始までのスピードです。社内チームを作るには、求人票の作成、候補者探し、面接、内定、前職の退職手続きを経る必要があります。シニア人材一人でも二か月から四か月かかることが多く、五、六人のチームとなると一年近くかかることもあります。日本では経済産業省がIT人材の不足を予測しており、採用の難しさは今後も続くと見られています。

プロダクトスタジオにはすでに稼働中のチームがあります。最初の打ち合わせと要件定義を経て、通常は数週間で開発を始められます。市場投入の時期や資金調達、顧客との納期が迫っている場合、この差だけで判断が決まることもあります。

実際のコストはどう違いますか?

給与とスタジオの費用を単純に比べるのは適切ではありません。コスト構造がまったく異なるためです。

社内チームのコストは主に固定費です。給与に加えて、福利厚生、機材、ソフトウェアのライセンス、採用費や採用にかかる社内工数、オンボーディング、チームを管理するマネージャーの時間がかかります。ロードマップが固まらず手が空く期間にも費用は発生し、採用のミスマッチを解消するのも簡単ではありません。

スタジオのコストは主に変動費です。範囲を決めた受託開発ならプロジェクト費用、一定の稼働量を確保するラボ型開発なら月額費用を支払います。時間単価は同等の給与より高くなることもありますが、採用費、待機時間、管理階層のコストはかからず、作業が終われば縮小や終了ができます。

  • ロードマップが短い、または不確実な場合は、全体としてスタジオのほうが安くなることが多いです。
  • 長期的で安定したロードマップがある場合は、時間とともに社内チームのほうが安くなることが多いです。
  • 両方の隠れたコストを考慮してください。社内なら採用と管理、スタジオなら調整と引き継ぎです。

一人の採用か、複数の専門スキルか?

現在のデジタルプロダクトには、UX/UIデザイン、フロントエンド、バックエンド、iOSとAndroid、クラウドとDevOps、QA、さらにAIや業務自動化など、多くの役割が必要です。初期段階では、その多くは部分的な稼働で十分です。

小規模な会社がエンジニアを二人採用すると、得られるのは二人分のスキルです。デザイン、テスト、インフラは後回しになるか、専門外のメンバーが担当することになります。スタジオなら一つのチームからすべての役割を必要な分だけ活用できます。デザイン会社と開発会社が別々だと、その間の受け渡しで遅れや認識のずれが生じますが、一つのチームであればその問題も避けられます。

管理、文化、ナレッジの面でのリスクは?

社内チームなら管理は完全に自社で行えます。会議に参加し、顧客を理解し、企業文化を共有しています。優先順位の変更もすぐに伝わります。スタジオは協力して動きますが別の会社なので、明確な目標、定期的な打ち合わせ、共有のバックログで方向性をそろえる必要があります。

外部チームと働くうえで最大のリスクはナレッジの喪失です。スタジオが離れた後、誰もコードを理解していなければ身動きが取れなくなります。最初から次の点を押さえておきましょう。

  • リポジトリ、クラウドアカウント、デザインファイル、ドメインは初日から自社で所有する。
  • 設計、環境構築、主要な判断の記録を、最後にまとめてではなく開発中から文書で残してもらう。
  • 画面だけでなく、デザインシステム(再利用できる部品とルール)を作ってもらう。
  • スタジオと自社メンバーが一緒に作業する引き継ぎ期間を計画する。
  • プロジェクトマネージャーだけでなく、実際に手を動かすメンバーと直接話せる体制を選ぶ。

社内チームが明らかに有利なのはどんな場合ですか?判断チェックリスト

ここは率直にお伝えします。次のような場合は自社チームを持つべきで、スタジオは一時的な手段にすぎません。以下のチェックリストを確認してください。多くの項目が当てはまるなら、今すぐ社内採用を始めることをおすすめします。ほとんど当てはまらないなら、スタジオへの依頼か併用型が適している可能性が高いです。半分程度なら、併用型が最も安全な選択です。

  • ソフトウェアそのものが中核製品であり、主な競争力の源泉である。
  • 数年単位の安定した開発計画と、それを支える資金がある。
  • 複雑な規制や専門的な業務フローなど、習得に何か月もかかる深い業務知識が必要である。
  • 本番環境の運用に日常的に対応できる人員が、事業の近くに必要である。
  • 採用、マネジメント、定着を担える強い技術リーダーがすでにいる。

併用型(ハイブリッド)はどのように進めますか?

多くのスタートアップや中堅企業にとって、最適な答えはどちらか一方ではありません。よくある進め方は、スタジオが初期版を開発している間に、自社で最初のエンジニアや開発責任者を採用するというものです。新しいメンバーは早い段階から参加し、コードレビューや意思決定に関わりながら、少しずつ主導権を引き継ぎます。その後スタジオは、モバイル、DevOps、デザインなどの専門領域で支援を続けるか、完全に離れます。

これにより、今のスピードと将来の自社所有の両方を得られます。成功のポイントは、最初から引き継ぎを計画しておくことです。ツールを共有し、ドキュメントを随時残し、社内チームが主導する時期を明確に決めておきましょう。

Devnori の進め方

Devnori は、インドを拠点に世界中のお客様とリモートで仕事をする、少人数でシニア中心のプロダクトデザイン・エンジニアリングスタジオです。UX/UIデザイン、フロントエンド、バックエンド、iOSとAndroid、クラウドとDevOps、AIと自動化、QA、プロダクト思考という八つの役割を一つのチームで担います。これまでにWebプラットフォーム、モバイルアプリ、社内ツールなど60件以上のプロジェクトを手がけ、Opticdigit や TrainFoxx などの自社プロダクトも開発・運営しています。

契約形態は二つあります。プロジェクト型は範囲を定めて最初から最後まで担当し、ディスカバリーとスコープ定義のワークショップから始まり、引き継ぎとドキュメント作成で完了します。エクステンデッドチーム型はラボ型開発に近く、月単位で柔軟に稼働量を調整しながらお客様のツールや進め方に合わせて動くため、併用型にも適しています。言語の壁は、文書中心の要件整理、リアルタイム翻訳と要約を活用したAI支援の会議、プロトタイプなど視覚的な資料で補っています。どの案件も事業目標についての最初の打ち合わせから始まり、率直な提案をお出しします。社内採用のほうが明らかに適している場合など、Devnori が最適でないと判断したときは早めにお伝えします。

よくあるご質問

プロダクトスタジオは社内チームより安いですか?
開発期間の長さと安定性によります。ロードマップが短い、または不確実な場合は、採用費、待機時間、管理コストがかからないため、スタジオのほうが全体として安くなることが多いです。長期的で安定した開発がある場合は、数年単位で見ると社内チームのほうが安くなることが一般的です。
スタジオへの依頼と採用では、開始までの期間はどれくらい違いますか?
プロダクトスタジオは、最初の打ち合わせと要件定義の後、通常は数週間で開始できます。社内のプロダクトチームをそろえるには数か月かかることが多く、シニア人材一人の採用でも二か月から四か月かかるのが一般的です。
スタジオとの契約終了後にナレッジを失わないためにはどうすればよいですか?
リポジトリ、クラウドアカウント、デザインファイルを最初から自社で所有し、開発中にドキュメントとデザインシステムを作成してもらい、スタジオと自社チームが一緒に作業する引き継ぎ期間を計画することが重要です。
どのような場合に社内チームを作るべきですか?
ソフトウェアが中核製品であり、開発が数年続き、深い業務知識が必要で、採用とマネジメントを担える技術リーダーがいる場合は、社内チームを作るべきです。
スタジオと社内チームを併用することはできますか?
できます。よくある方法は、スタジオが初期版を開発している間に採用を進め、ドキュメントと共同作業期間を通じて社内チームへ引き継ぐ形です。その後もスタジオが専門領域で支援を続けることも、完全に離れることもできます。
Devnoriについて

ご検討中のプロジェクトはありますか?

デザイナーとエンジニアによる少数精鋭のチームが、チームを丸ごと採用することなく、より良いデジタルプロダクトづくりを支援します。

取り組んでいる内容をお聞かせください。24時間以内に担当者が返信し、私たちが適任かどうかを率直にお伝えします。

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